展示室Ⅱで開催中の原画展
「のび太の日本誕生と時空の旅」。
そのなかで注目していただきたいカラー原画があるんです。
あれ?右側の2枚は同じ絵が入っているの?
いえ、これらはそれぞれ別の原画なんです。
上は、1989年にコロコロコミック連載時の
最終回の扉絵として書かれたもの。
下は、てんとう虫コミックスのカバーイラスト
として書かれたものなんです。
よく観察していただくと全体の大きさや、
各キャラクターのポーズ、ドラえもんの表情など、
いろいろな違いを見つけることができます。
先生はどうしてこの二枚を描かれたのかな・・・
そんな想像をめぐらせながら、
原画をながめるのも、ひとつの楽しみ方かもしれませんね。
ドラえもんのどんなところが好きですか?
やさしいところ?たくさんのひみつ道具をだしてくれるところ?
そしてなにより、あの愛くるしいフォルムが大好き!
という方も多いですよね。
ミュージアムオリジナルの「BIGドラえもんぬいぐるみ」は
そんな方にはたまらない定番人気のグッズ。
ずーっと抱っこしているお子さんも多いのだとか。
もちろん大人だって。いつでもそばに置いておきたくなりますね!
ミュージアムのエントランスでは、
まんがの美術館らしく、こんな大きなエンピツ型のベンチと、
まんがの原稿用紙をイメージした石畳みでお迎えしています。
でもじつは、もっともっと大きな原稿用紙があるってご存知ですか?
ミュージアムの外観をよ〜く見ると・・・
大きなガラス窓枠の形が
ドラえもんの第一話のコマ割りになっているんですよ!
藤子・F・不二雄先生のミュージアムらしい、
遊びゴコロがこんなところにも隠れているんですね。
新緑がまぶしい季節、ぜひ周辺のお散歩をしながら、
ちょっと遠くからミュージアムをながめてください!
今日は、4月におすすめの作品をご紹介します。
それがこの原画。
期間限定で展示中の、パーマン『学校ごっこ』。
小学一年生になったパーマンが、
楽しそうな学校生活をうらやましがるおサルのブービーたちに、
学校ごっこをして遊んであげるという、ほのぼのとしたお話です。
ちょうどこの原画を鑑賞中の家族。
「来年の春には、この子も今頃小学校なんですよ」と、
なかよく手をつないでお話してくれました。
ポカポカお天気に誘われて、
はらっぱで仲良くお散歩をしていたご家族。
ドラミちゃんのお洋服を着ている
赤ちゃんは、まだ10か月!
かわいいですね~と声をかけると、
「この子がまだお腹にいた時も遊びにきたんです。
私たちは2回目、この子は初めてですね♪」
はらっぱではタンポポもたくさん咲いて春日和。
3つ並んで咲いているタンポポが、
さっきお会いした仲良しご家族みたいだな~
なんて、ほのぼのしてしまいました♪