ドラえもんが22世紀から
のび太くんのところにやってきた最初のおはなし。
多くの方が思い浮かべるのは、
てんとう虫コミックス第1巻に収録されている
「未来の国からはるばると」だと思います。
でも、じつは他にも、こんなにたくさんの種類があるんです。
『ドラえもん』は、小学館の各学年誌に連載されていたので、
藤子・F・不二雄先生はそれぞれの読者の年齢にあわせて
おはなしをかき分けていたんです。
今回の原画展でも、その様子を
うかがい知ることのできる構成になっているんですよ。
会場に入って一番最初に展示されているのは、
当時『よいこ』に掲載された第1話「ドラえもんあげる」。
幼児誌向けとあって愛くるしいタッチの扉絵ですね。
この扉絵はミュージアムショップ限定の
複製原画としても新登場しているんです。
「ドラえもん」がどんな風に描き分けられていたのか、
知ってから眺めると、ますます親しみがわいてきますね♪
ミュージアムには、この時期ならではの
おすすめの時間があるんです。
閉館時の18:30くらいは、まだ空も真っ暗にはならず
光の余韻が残って、とてもきれいな青色。
そんな中で光るミュージアムの灯りが
とてもきれいに見える季節なんです。
私のおすすめは、ブログでも時々紹介している
川向いのレリーフ越しにミュージアムを眺めるポイント。
ドラえもんたちがミュージアムの灯りに包まれて見える
とても幻想的な写真を撮ることもできるんですよ。
ミュージアムも夏季特別開館を実施中です。
夕方の遅い時間まで、ゆっくりと楽しんでくださいね。
夏休みにはいって、お子さまといっしょに
来館されるお客さまが増えてきました。
「ドラえもん名作原画展 ミュージアムセレクション」の会場で、
まんが本を持って、熱心に原画をみつめている男の子。
「ぼくの持っているまんがの原画が飾ってあるの!」
お話を聞くと、中国からご家族で遊びに来てくれたそうです!
「このまんが本は中国で買いました。
私も読んだ『ゆめの町ノビタランド』の
本物の原画が見れてとてもうれしい。夢のあるお話ですね」
とお父さん。
海を越えて読み継がれている『ドラえもん』。
みなさんの夏休みのたのしい思い出の1ページに
ミュージアムでの体験が加わったとしたら、うれしいです。
展示室Iを抜けると広がる廊下、
その名も「ヒストリーロード」の上には
光が気持ちよく降り注ぐ、大きな窓がならんでいます。
窓の外を見上げているご家族が・・・。
何を見ているんでしょう?
お父さんが、お子さんが抱っこして
「ほら、あそこだよ!見えるかな?」
「なんか木にへばりついてるよ」
「あっUFO!?」
そう、ミュージアムの裏山のどこかに隠れているという
ハルカ星からきた宇宙人「ハルバル」を、
もしかするとここからも見ることができるかもしれませんよ。
7月も今日が最終日。
明日からは、いよいよ8月です。
みなさんは、どんな夏休みを過ごしていますか?
今日、ミュージアムで出会ったのは
お友だち家族のグループで遊びにきてくれたみなさん。
男の子、女の子いっぱいだけど、とっても仲がよさそう。
あれっ?みんな、なにかかわいいものを持っていますね?
ドラえもんとドラミちゃんをイメージしたバルーンアートなんですね!
ドラえもんが大好き、というお父さんが
ミュージアムへ遊びに行くからと、
お子さんたちのために手作りしてくれたんですって。
愛情たっぷり、とても素敵な夏休みですね!