ミュージアム公式ブログ

原画鑑賞のポイント その2

7/30(土)のブログでは、原画鑑賞のポイントとして、
「写植」と「アミ指定」を紹介しました。

今回は、「かき文字」、「ホワイト」、「ベタ」を紹介します。

 

 
【かき文字】
擬音や大きい声は手描きされています。
まんがの内容に合わせて描かれており、同じ音や声でもカタチや模様が違います。
「かき文字」に注目して、いろんな原画を見比べてみてくださいね。
 

 
【ホワイト】
白いポスターカラーなどを使用し、はみ出してしまった部分や間違えた部分を修正します。
この原画では、ポケットの下などに使われています。
 


 
【べタ】
黒く塗りつぶす部分は主に墨汁で塗られています。
マジックで塗れば乾かす手間を省くことができますが、
F先生は、墨汁を好んで使っていました。
 


 
「かき文字」の種類、「ホワイト」の凸凹感、「ベタ」のつや感など、
原画ならではの楽しみ方がたくさんあります。
 
ミュージアムだけの貴重なまんが体験をぜひこの夏に。


原画鑑賞のポイント

初めてミュージアムを訪れる方、まんが原画についてもっと知りたいという方のために、
原画鑑賞のポイントをいくつかご紹介します。

 


 
【写植(しゃしょく)文字】
フキダシの中に鉛筆で書かれたセリフは、そのままでは印刷できません。
当時はパソコンなどもなかったため、フキダシの中の手書き文字は、
印刷所などが「写真植字(写植)」を作り、原画に直接貼りこんでいました。
 

 
展示中の原画には、「写植」がはがれて、F先生の手書きの文字が見えるものもありますよ。
茶色くなってしまっている部分は、糊の跡です。
 

 
【アミ指定】
ドラえもんのからだが青鉛筆で塗られていますね。これは、印刷所に向けた指示。
 

 
コミックスでは、タテ線にかぶせて細かな点(アミ)が印刷され、
ドラえもんの青いからだは濃いグレーのように見えるのです。
 

 
ちなみに、ドラえもんのからだのタテ線は1本1本ていねいに、
ペンと定規を使用して手で描いていたのだとか。
 
コミックスでは気がつかないことが、原画にはたくさん詰まっています。
ミュージアムへお越しの際は、さまざまな角度から原画鑑賞をお楽しみください♪


今年の夏をもっと楽しく♪

7/9(土)、ミュージアムショップに新商品が登場します!

 


 
【藤子・F・不二雄 キャラクターズトランプ 1,650円】
ドラえもんをはじめ、藤子・F・不二雄作品に登場するキャラクターがデザインされており、
54枚すべてのカードの絵柄が違うんですよ!
 

 
【無人島へ家出 Tシャツ 4,180円】
「無人島へ家出」の印象的な1コマや扉絵のイラストがFRONT、BACKそれぞれにデザインされています。
 

 

 
【打率一分 Tシャツ 2,750円】
サンドベージュカラーのTシャツには、のび太くんの野球の実力がわかる1コマが!
 
ミュージアムのアイテムで、より楽しい夏を過ごしませんか?
 
※価格は税込みです。
※オンラインストアでは、7/15(金)正午より発売予定です。


『大長編ドラえもん』シリーズの本文カラーページ公開中!

2F展示室Ⅱでは、『藤子・F・不二雄ミュージアム 10周年記念原画展』第5期を開催中!

 

 
メインのF作品年代別展示のほか、ミニテーマ展示も実施しています。
 

 
そのひとつ、『大長編ドラえもん』シリーズの「本文カラーページ特集」では、
雑誌連載時はカラーで掲載され、コミックスでは白黒で掲載されている、カラー原画を大公開!
 

 
冒険の予感に満ちたプロローグや、クライマックスにつながるあの名シーンを、
ぜひ貴重なカラー原画でお楽しみください。
 


生田緑地スタンプラリーがスタート!

本日7/23(土)より、夏休みの回遊イベント「生田緑地スタンプラリー」がスタート!
開催は8/28(日)まで。

 


 
ミュージアムもスタンプ設置場所の1つになっています。
バスロータリー付近にスタンプ台を設置しますので、どなたでも自由にお楽しみいただけます。
 

 
対象施設のスタンプを3つ集めて、ミュージアム特製のクリアファイルをゲットしよう!
クリアファイルのデザインはもらってからのお・た・の・し・み♪
 
ふるってご参加ください!
 
※詳しくは、スタンプラリー台紙をご確認ください。
※台紙は各施設で配布。
※台紙やクリアファイルは、なくなり次第、配布を終了します。


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過去の記事

※当ブログに掲載されている写真には、写真撮影禁止のエリアも含まれますが、特別に許可を得て撮影したものです。