先生の手紙
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閉館後のミュージアム。
誰もいなくなった展示室Ⅱで、
展示を凝視しているスタッフが・・・。
彼女たちが読んでいたのは
藤子・F・不二雄先生が
藤子プロのスタッフに向けて書かれたお手紙。
「先生の手書きの字を見ているだけでも、
じ~んとしてしまいます。」
先生の愛情あふれる人柄が感じられる
やさしい字ですよね。
「とくに『漫画一作一作、初心にかえって
苦しんだり悩んだりしながら書くものです。
お互いガンバリましょう。』
この文面を読むと、
新しいスタッフが入ってきたとき
新しい視点に気付かせてもらったりすることを思い出して、
自分も初心にかえって頑張ろうって思うんです。」
そういって、手をあてた胸のポケットには、
先生の姿が・・・。
スタッフに
私が好きな文面はですね・・
と話しかけると
「だめですよ!全部お伝えすると、
お客さまの楽しみが減ってしまいます!」
そうでした。(反省)
先生のお手紙は、
藤子ミュージアムでは初公開。
今開催中の展示室Ⅱの原画展会場で
ご覧いただけます。